タクシーの乗務でどんな事故が最も多いのか
最終更新日 2021年3月9日
監修・著者 株式会社しごとウェブ 佐藤 哲津斗
タクシードライバーの仕事をしていても、その地域に多い交通事故の種類を把握しておくと、安全運転の質を更に高められます。
県内では死者数が多い
埼玉県は交通事故による死亡事故の件数が多く、愛知県に次ぐ全国2位の死者数です。埼玉県はワースト2位で、最も事故が起きているのは夕方16時から20時の時間帯です。
他の時間帯に関しても事故発生率が高く、帰宅時間、学生の帰宅時間などにはタクシードライバーも運転に十分気をつける必要があります。(参考URL:http://www.police.pref.saitama.lg.jp/f0011/kotsu/documents/geppou_4.pdf)
こうした情報があるため、埼玉県のタクシードライバーには特に安全運転が求められ、ハンドル操作のミス、前方不注意などが事故の主な原因でドライバーとしては事故を起こされるリスクにも気をつけ、追突される心配もしながら運転したほうが良いでしょう。また、埼玉県では平成29年12月末時点で交通事故死亡者で177人、そのうち95人が高齢者なため、高齢者を見かけたら特に注意が必要です。
市街地では特に曲がり角に注意
埼玉県はベッドタウンということもあり、住宅地が多く、見通しの悪い道路が多いです。そのため、左右確認不足のまま右左折をして、高齢者を巻き込んでしまったり、狭い道を走っていてすれ違いざまに高齢者に車を当ててしまったりするような事故も起きています。タクシーでもこうした事故には十分注意が必要で歩行者との事故には特に注意が必要です。
タクシードライバーとしてできることは、狭い道を通らないようにすることや、むやみに住宅街を走らないなどの注意、対策ができるでしょう。
見通しの悪い道、学生や高齢者が多く歩く場所はタクシーでも無理に通らないようにしたほうが良いでしょう。
安全運転のポイント
タクシードライバーとして働くときにもスピードは出しすぎず、周囲を見やすいようにサイドミラーやバックミラーを見やすいようにしておくと良いでしょう。
タクシーによる死亡事故は絶対に避けるべきことなので制限速度を守りながら、お客さんのシートベルト着用も徹底して、安全すぎるくらいの運行をするようにしましょう。
また、長時間の勤務も避けたほうがよく、疲れによる不注意やストレスによる運転の荒さで事故を起こす可能性が高まってしまうので安全運転の基本をおさえておきましょう。また、タクシーに乗せるお客さんによっては、話をする必要があって集中が阻害される場合があります。
無理にお客さんと話をする必要はないですが、運転を優先したい場合はサイドミラーの確認などは指差し確認を励行するようにすればお客さんが運転の邪魔をすることはないでしょう。
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